特集 私の目指す教育者像
座談会 私の目指す教育者像
山田 里津
1
,
原 萃子
2
,
今井 和子
3
,
増子 勇子
4
,
増子 ひさ江
5
,
岩間 信子
6
1厚生省看護課
2都立第一高看学院
3町田市立准看学院
4関東労災付属高看学院
5日赤武蔵野女子短大
6二俣川高校衛生看護科
pp.6-14
発行日 1968年4月1日
Published Date 1968/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663905997
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看護教育の多様化
司会(山田)きょうのテーマは,「私のめざす看護教育者像」ということで,准看護婦学校,高校衛生看護科,看護学校の先生,また高等看護学院の3年課程の先生と進学課程の先生。日赤から一般大学教育の短期大学の立場からご参加いただいて,お話いただくことになるわけでございますが,いずれにいたしましても課題は共通と思われ,目標とするところは同じになるかもしれませんけれども,お立場によりまして,十分にみなさんとお話し合いをなさっていただきたいと思います。
看護教育と申しましても幅が広うございますし,保健婦学校,助産婦学校も看護教育にもちろん入りますが,きょうは臨床看護婦教育が主になります。いま全国では3年課程が213校。2年課程が97校うち37校が夜間の進学コースで,准看養成所が752校,うち76校が高校衛看。これは昭和42年4月現在でございますから,今年はまたかなりの増があります。この学校で約8万7千人ほどの学生が入学して先生方の教育を受けています。いずれにいたしましても看護婦不足という問題は非常に深刻化していて,まだまだ養成しなければとは言われています。ここで問題は,この不足から起こる,量的な面のみならず,質的にもかなりの低下をきたすばあいがあること。
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