戴帽式に想う
強い信念をもって
田中 悦
1
1京都府立医大附属看護学院
pp.4-5
発行日 1965年10月1日
Published Date 1965/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663905518
- 有料閲覧
- 文献概要
どこの学校でも一つの目的に沿って,一貫した教育課程を終えるために学校の大きな行事として,4月には入学式,3月には卒業式があります。
看護婦という専門職業人を教育するための看護学院では,入学式・卒業式があり,1年生の10月には戴帽式というものがその課程の中にあります。これは看護学院の特殊的なもので,卒業するまでに誰もが経なければならない式であります。入学式は,入学試験に合格した者に許されたものであり,卒業式は,その学校の教育課程を無事終った者に許された一つの儀式であるとすれば,戴帽式というものは,簡単にいって看護婦という専門職業人としての適性のある人にのみ許された儀式であると云えます。
Copyright © 1965, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.