戴帽式に想う
看護は実践の学
大嶽 康子
1
1武蔵野赤十字病院
pp.3-4
発行日 1965年10月1日
Published Date 1965/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663905517
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私は1年生の「看護倫理」の学科を受持ち,予定の時間の講義をどうやら終えて,最後に試験問題をつくらなければならなくなった。
私が何時間かおしゃべりしたり,テーマを出して研究してもらったりした時間内で,はたしてどれほど看護婦としての心構えのようなものがつかめたか,どんな問題を出したらそれが分かるのか,看護婦に最も大切なことは何か,これさえつかんでいたら,看護婦としてやって行けるという問題はなにか,と考えれば考えるほど,あれやこれやとむずかしいものである。やっとの思いで3問ばかりつくりあげた。それは次のような問題である。
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