研究
看護学生の公衆衛生教育の実情とその問題点—その2=保健所実習に関する研究
林 益代
1
,
河西 弘子
1
,
小野 里美
1
,
平山 朝子
1
,
小池 明子
1
1国立公衆衛生院衛生看護学部
pp.48-52
発行日 1964年11月1日
Published Date 1964/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663905381
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看護学生に対しては「保健婦助産婦看護婦学校養成所指定規則第7条(1項-3,2項-3)」によって最低限の教育内容が定められている。保健所実習については「1週間以上」ということで昭和26年改訂以来,この基準に従って行なわれている。
いわゆる臨床看護に従事する看護婦の教育として,また一方においては保健婦や助産婦となっていくための看護の基礎的な段階での教育として,保健所実習に何を期待し,どのように運営していくべきかは関係者にとって重要な問題である。ところが現実においては,この1週間の教育はかなり慣習にながれ,いわば年中行事という印象をまぬがれない一面がある。
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