連載 基本から学ぶクリティカルケア看護・13
クリティカルな消化器疾患患者の看護
池松 裕子
1
1山梨県立看護大学
pp.906-911
発行日 2001年11月25日
Published Date 2001/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663903889
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消化器の疾患は従来,慢性疾患あるいは一過性の急性疾患として捉えられることが多く,クリティカルケアの対象となる患者は少ないと思われてきました.しかし,近年,腸粘膜の破綻による腸内細菌の血中移行(バクテリアル・トランスローケーション)が注目されてきたことなどで,消化器系の管理が重要視されるようになってきました.
消化器の疾患は消化管と肝・胆・膵に加え,腹膜や腹部血管などのものがあり多彩ですが,今回はその中で,重症急性膵炎と劇症肝炎の患者の看護について述べます.
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