特別記事
アメリカにおけるクリティカルケア看護
池松 裕子
1
1国際医療福祉大学保健学部看護学科
pp.663-667
発行日 1997年7月1日
Published Date 1997/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661905388
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はじめに
ICUやCCUなど,生命危機状態にある患者を治療・ケアする場においては,24時間患者を観察し,分きざみの治療・処置を遂行する看護婦の責任は大きい.しかし残念ながら日本では,まだこのような看護内容(クリティカルケア看護)を支持する教育や職能団体の活動は系統的に行なわれておらず,それぞれの病院あるいはICUにおいての教育活動のみに限定されている.アメリカでは古くからクリティカルケア看護の独自性が認識され,教育,学会活動,研究などが組織的に行なわれている.
このたび,アメリカにおけるクリティカルケア看護の実情を,オハイオ州クリーブランドの大学と病院で視察したので,ここに報告する.
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