調査・研究
准看護婦教育での基礎看護技術習得状況と2年課程の教育上の課題
肥後 すみ子
1
,
河内 房子
1
,
高橋 紀子
1
,
早坂 直子
1
,
畑中 スミ子
2
,
早川 有子
3
,
杉下 知子
3
1東京都立大塚看護専門学校
2前:東京都立大塚看護専門学校
3東京大学医学部健康科学看護学科
pp.741-747
発行日 1995年8月25日
Published Date 1995/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663903719
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はじめに
准看護婦教育は准看護婦学校(以下,准看と略す),高校衛生看護科(以下,衛看と略す)の2系統で行なわれ,その教育はおのおの独自の歴史をもっている.したがって進学課程に入学する准看護婦(士)は,その教育課程,臨床経験数によって資質が異なると指摘されている.なかでも准看と衛看ではその差異が大きいといわれている.
ところで,改正看護婦教育カリキュラムの理念によると,基礎看護技術は准看護婦教育で完結しているとされている.しかし,改正前から准看・衛看各学校での学習状況には違いがあり,学生の基礎看護技術の到達度の一致は難しいと危惧されていた.そのため本校では基礎看護技術の教育プログラムを毎年検討し,修正を重ねながら現在に至っている.
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