調査・研究
面白かった科目・面白くなかった科目についての一考察―病院勤務看護職へのアンケートを通じて
田崎 考
1
,
有門 美穂子
1
,
草野 美根子
2
1佐賀医科大学小児科
2佐賀医科大学看護学科
pp.736-740
発行日 1995年8月25日
Published Date 1995/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663903718
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はじめに
日本における4年制の看護大学の歴史は,1952(昭和27)年に高知県に新設(高知女子大学家政学部衛生看護学科)されて以来40年以上になる.しかし,看護職における4年制大学教育はその後あまり進まず,1985(昭和60)年までに,大学,学科として開設されたのは9校にすぎない.
1985年以降,看護職に対する社会の要請と医療内容の変化から,大学における看護学科新設が進められてきており,特にここ数年の間に急増していく傾向にある.しかしその内容,特に4年制大学としての教育内容については,現在の時点ではまだまだ未確定,不十分な要素が多いと考えられる.我々の大学でも1993(平成5)年度に看護学科が設置されたが,どのように教育を行なうべきか,現在なお学年進行の中で検討を続けている.
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