特集 地域の看護ニーズに対応できる看護基礎教育
保健婦教育制度についての現状と課題—教育課程を中心に
古明地 ふさを
1
1山梨県高等看護学院保健婦学科
pp.34-40
発行日 1989年1月10日
Published Date 1989/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662207676
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はじめに
保健婦,助産婦,看護婦等の養成カリキュラムが20年ぶりに改正されようとしている。厚生省は昭和65年4月入学から適用の方針をうち出している。
保健婦教育を担当する者として,今回の改正は喜ばしいことと同時に20年前に改正されたカリキュラムに準拠した教育を今日まで行ってきたなかから得た教訓を生かしながら教育に取り組んでいかなければならないと思っている。そこで,昭和46年に改正された保健婦教育課程の要点をふまえ,「看護制度検討会」「全国保健婦養成機関協議会」のカリキュラム改正にむけての提言等および筆者の所属する保健婦学科の教育課程の現状,現時点での評価とを織りまぜながら,保健婦教育制度についてとくに教育課程を中心に述べてみたい。
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