調査・研究
准看護婦教育と2年課程における看護技術「清潔」の授業展開のために
小山 英子
1
,
添田 光子
2
,
坪屋 悦子
3
1東京都立豊島看護専門学校
2東京都立松沢看護専門学校
3東京都立北多摩看護専門学校
pp.696-701
発行日 1992年9月25日
Published Date 1992/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663900454
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
「看護婦教育の中における准看護婦教育の位置付けをより明確にし,准看護婦は,医師,歯科医師または看護婦の指示のもとに,療養上の世話または診療の補助を行うことのできる基礎的な知識,技術を身につけることを主眼」1)として,准看護婦教育のカリキュラムが40年ぶりに改正された.
筆者らは2年課程(進学コース)の教育経験を経て(小山,添田は本年3月まで),新カリキュラムに移行後の准看護婦教育に携わっている.2年課程の教育は,准看護婦教育をベースとする積み上げ教育である.しかし,旧カリキュラムの時代には,准看護婦学校の教育内容に格差が激しかったため,何をベースとして何を積み上げればよいかか不明確であった.そしてこのことが2年課程の教育に携わる教員の最大の悩みであり,課題でもあった.
Copyright © 1992, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.