特集 教育と臨床の実践的連携をめざして―青森県立保健大学のユニフィケーション
ユニフィケーションの実際
看護相談室におけるユニフィケーション
細川 満子
1
1青森県立保健大学健康科学部看護学科
pp.516-518
発行日 2000年7月25日
Published Date 2000/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663902287
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はじめに
医療の高度化,疾病構造の変化さらに高齢者人口の増加により,医療費高騰が危惧され在院日数の短縮化が進められている.医療が入院治療重視から在宅療養指向へ移行し,国民の医学知識の普及によって健康への関心が高まったこともあり,外来看護の機能の強化が求められている.最近では,外来の一部として看護相談室を設置する病院が増え,早期退院と継続看護を推進するための重要な機能を果たすことが期待されている.
青森県立中央病院においても,このような時代のニーズに伴い1999(平成11)年6月に看護相談室が開設され,同時期にユニフィケーションシステムが導入開始となり,大学の教員と病院のスタッフがともに新設のセクションを作り上げてきた.そこでまもなく1年目を迎えようとしている看護相談室におけるユニフィケーション実践活動について報告したい.
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