特集 循環型教育の確立をめざして
臨床側からユニフィケーションを捉える
茂木 光代
1,2
1神奈川県立がんセンター看護科
2前神奈川県立がんセンター看護教育科
pp.368-371
発行日 2011年5月25日
Published Date 2011/5/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663101753
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当院におけるユニフィケーション受け入れの経過
神奈川県立がんセンターでは,2003(平成15)年から神奈川県立よこはま看護専門学校のユニフィケーション教員(以下,ユニ教員)を年間1名,計3名受け入れてきた。ユニ教員は学校との併任で1つの病棟に所属して看護実践等を行う。ユニフィケーションの導入当初は「スタッフの1名増」という感覚でユニ教員を受け入れていた部分があった。そのため,業務が終わらず残業をするなど,病院の業務と学校の授業や会議等によるユニ教員の負担が強かった。それらをふまえ,ユニ教員の負担が少なく,ユニフィケーションシステムとして最大限の効果を発揮できるように支援していくことをめざして2008(平成20)年からのユニフィケーションの受け入れを行った。
ユニフィケーションの窓口は,看護教育を専任で担当する「看護教育科」が行った。ユニ教員の活動基盤となる病棟の選択にあたっては,ユニ教員のそれまでの経験を考慮し,多くのがん医療が体験できる病棟を相談して決定した。
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