実践報告
シナリオを活用した在宅看護論の学習展開
田中 博子
1
1日本医科大学千葉看護専門学校
pp.136-139
発行日 2000年2月25日
Published Date 2000/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663902212
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はじめに
本校の在宅看護論は,基礎看護学を土台として構築されている.そのため学生は,対象のとらえ方,提供する技術の基本を学習した上で在宅看護論を学ぶ.
Carolyn Mary Byrneは,看護教育において「自己信頼,批判的思考,自己主導性,問題解決,生涯学習などは看護婦が効果的で,効率的なケアを提供するために必須の技能である.将来の必要性に対して適応できるような看護婦の育成に,問題基盤型学習(Problem-Based Learning,以下PBL)が役立つ」さらに,この学習方法は「学生たちが統合的に知識を修得することと,臨床における理由づけの技能を発達させたり応用することを援助すると考えられている」1)と述べている.
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