特集 学生の主体性を読み取る―行動姿勢の視点から
臨地実習,本当の学習がそこから始まる
大下 静香
1
,
矢口 みどり
2
,
大森 武子
3
1福島県立医科大学看護学部
2(財)能力開発工学センター
3東京女子医科大学看護短期大学
pp.435-440
発行日 1998年6月25日
Published Date 1998/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663901845
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教育の場として臨地実習の意味はどこにあるのか.学生の行動形成の上で,私たちはそれを有効に活用しているだろうか.そして,今後それをカリキュラム全体の中にどう位置づけていくのか.この問題は,前々から心の底にもやもやと存在していたのであるが,臨地実習後にとった学生のアンケートを分析して以来,はっきりとした研究課題となって現れてきた感がある.
アンケートの対象としたのは,看護短大1年生約100名.8月末に行なった,入学後初めての臨地実習(4日間,患者とのコミュニケーションを主たる目的とした)の後に,表のような7項目についてアンケートをとったのである.
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