連載 英国助産婦学生日記・9
コミュニティ実習始まる
日方 圭子
1
1英国・サリー大学助産課程(ダイレクトエントリーコース)
pp.834-835
発行日 2001年9月25日
Published Date 2001/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611902731
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引越しの季節
2月の最終週に初めての実習が始まった。助産学生の実習先は大学の周辺2州6病院に散らばっている。自宅通学の学生は家から近い病院を実習先に選んだけれど,大学寮の住民たちは大学が振り分けた病院の看護寮へその週末引越しをした。そしてこれ以降,病院の寮をベースにして,そこから実習へ向かい,講義のあるときはここから大学へ通うことになる。
学生の楽しめるクラブや映画館が充実しているギルフォードの生活を半年楽しんだ学生たちは,未知の実習先へ引っ越していくのに気が重そう。場所によっては街への交通が便利なのところもあるけれど,特にレッドヒルはその点最悪。病院に近い以外,そこに住む利点はなく,学生たちにデッドヒル(dead hill)と呼ばれている。
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