連載 看護実践力を育てる技術教育の試み・5
看護過程の学内演習の展開
加藤 光寶
1
1新潟県立看護短期大学
pp.402-407
発行日 1998年5月25日
Published Date 1998/5/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663901839
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はじめに
本学の教育の目標は,基礎的な実践能力と研究能力を育成することで,看護技術の訓練に重きをおいている.その一環として,看護過程演習では実践で看護過程を用いて看護を展開する能力を養うことを目的としている.看護専門職として基本的な知識と技術を体得し,卒業直後から臨床での指導のもと看護計画を立案し,独力で看護ケアを実践していく重要な能力である.
本学では,開学初年度の1994年から,学内に学科長を中心とした「看護学実習プロジェクト・チーム」を設け,看護学実習について1年間検討し,各論実習が始まる前に「看護過程の演習」1単位を実習として設定した.1995年度と1996年度の看護過程演習の実際について紹介する.
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