連載 看護実践能力育成につながる技術教育をめざした看護技術評価規準(案)の作成・3
看護技術教育の評価規準(案)の学内演習での活用例
水戸 優子
1
,
登喜 和江
2
,
大石 朋子
1
,
牧野 美幸
1
,
坂上 晶代
3
,
加納 佳代子
1
,
小山 眞理子
1
1神奈川県立保健福祉大学
2梅花女子大学
3兵庫大学
pp.990-996
発行日 2010年11月25日
Published Date 2010/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663101613
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はじめに
われわれは,看護実践能力育成につながる技術教育をめざして研究的取り組みを行い,「看護技術教育の教授・学習目標の枠組み」と「看護技術教育の評価の枠組み」からなる評価規準(案)を作成した1, 2)。これらは,看護実践能力の構成要素と到達レベルから構造化し,実践状況のなかで学生の看護技術の到達状況を評価する規準となることを意図している。また,看護基礎教育での学内演習や実習の場において学生,教員,実習指導者が共通の枠組みとして活用することをねらったものである。
本稿では,看護技術の評価規準(案)を学内演習での看護技術の評価にどのように活用しうるか,その例を提示したい。
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