連載 看護実践力を育てる技術教育の試み・3
基礎看護技術の学内演習の実際
金子 史代
1
,
水口 陽子
1
,
島村 澄江
1
,
桑野 タイ子
2
1新潟県立看護短期大学
2前:新潟県立看護短期大学
pp.238-243
発行日 1998年3月25日
Published Date 1998/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663901804
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はじめに
本学では,基礎看護技術演習2単位(90時間)を入学直後から開始している.1年次の前期は日常生活行動援助技術,後期は看護処置・診療介助技術の演習を行なっている.この演習で学生は,看護技術の原理・原則を学び,看護技術が人間を対象とした技術であり,理論的根拠に基づいた手順によって患者に安全と安楽が提供できることを学習する.また,看護教育の基礎を築く1年次では,講義による理論学習が中心となるため,基礎看護技術演習は実践をとおして知識と技術を統合し,看護を全体としてとらえ,理解を深めるうえでも意義は大きい.以下に基礎看護技術演習のねらいと実際について述べる.
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