それでも続く，准看護婦養成―展望がない中での悩みの進路指導

　「21世紀の初頭を目途に看護婦養成の一本化を」とうたわれて，はや1年数か月が過ぎてしまった．当初，准看護婦養成の現場では様々な憶測が流れたものの，その後の事態は何ら変わずにきているように思える．高校の進路指導の場面では，「もうすぐなくなってしまう資格なのか」などとすぐに考える者もいるが，だからといって，准看護婦養成校への進学希望者が消えてしまったわけではない．最近の教え子たちとのやりとりの中からも，そういう進学の話が出てきているのだ．