連載 「准看報告書」以後の看護教育制度をめぐって・1【新連載】
准看護婦問題,その後―寄せられた学生の声から
田口 正男
1
1神奈川県立弥栄東高等学校
pp.291-292
発行日 1997年4月25日
Published Date 1997/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663901598
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はじめに
昨年12月20日,厚生省「准看護婦問題調査検討会」は,21世紀初頭までに看護婦養成を一本化する旨の結論をまとめた.長年論議を呼んでいたことでもあり,関係各方面での感慨はひとしおのものがあろう.私自身も,この問題に無関係ではなかっただけに,この結論の今後を,大きな期待を込めて見守っていきたい気持ちでいっぱいである.
私は,看護の世界に多くの教え子を持つ立場から,直接,間接に検討会報告書発表後の看護,看護教育現場の様子を知ることとなった.この世界は知るにつけ,考えさせられることが多いものだ.本誌の読者ならそれぞれ直面していることと思うが,異なる立場からここに私の知り得た内容を提起し,今後の対応の一助に供したい.
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