連載 「准看報告書」以後の看護教育制度をめぐって・12
【資料】行政改革委員会・規制緩和小委員会最終報告―12 医療・福祉
pp.288-291
発行日 1998年4月25日
Published Date 1998/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663901814
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本年度取り上げた事項
(1)医療の情報整備
医療機関相互の健全な競争を図るためには、医療に関する情報基盤の整備を図る必要がある。
このため、具体的には、患者の治療前の状態、治療方法(処置、投薬、入院期間等)及び治療後の状態を的確に把握するための標準化した分類方法の採用を徹底し、それをデータベースとして蓄積していく必要がある。これにより、個々のケース毎に治療方法の選択範囲と期待される効果のパターンが次第に明らかになり、各病院・医師毎の治療結果がこの標準値とどの程度乖離しているか、などのバーフォーマンスを評価し、医療提供者の質の向上が期待される。その際、例えば、医療関係者の意見を踏まえつつ、全身麻酔手術等治療の実施件数などからデータベース化を推進していくことも考えられる。
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