NURSING EYE
子どもたちにハンセン病の正しい知識を広めたい―日本ハンセン病学会の社会啓発活動に対する支援のお願い
成田 稔
1
1日本ハンセン病学会
pp.68-70
発行日 1997年1月25日
Published Date 1997/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663901549
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「らい予防法の廃止に関する法律」の成立
「らい予防法の廃止に関する法律」が施行された1996年4月1日は,ハンセン病の医療関係者にとって忘れてはならない日になった.
1994年1月16日に藤楓協会(ハンセン病救護団体)理事長大谷藤郎は,この法律の廃止を条件に現状の医療,福祉及び生活のサービスと居住を新たな法律によって明文化するという私案を,全国ハンセン病患者協議会(略して全患協,1996年4月1日からは全国ハンセン病療養所入所者協議会,略して全療協)に提示した1).このことがきっかけとなって,“悪法”の名をほしいままにしていた「らい予防法」の廃止が現実になった.
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