特集 新カリはどういかされたか
新カリキュラムによる基礎実習のとりくみ―段階的・分解プログラムで実施して
荒井 碧
1
,
辰野 テルミ
1
,
飯塚 洋子
1
,
菊地 とし
1
,
久保 幸子
1
,
伊藤 敏子
1
,
鈴木 陽子
1
,
野本 由美子
1
,
中島 裕子
1
,
青木 徳子
1
,
海老原 幸代
1
1越谷市立看護専門学校
pp.417-424
発行日 1993年6月25日
Published Date 1993/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663900590
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新カリキュラムの趣旨をいかしながら,従来のカリキュラムで問題としてきたことを十分評価し,なおかつ本校の特徴を取り入れたカリキュラムを実施して3年が経過した.新カリキュラムによる第1回の卒業生を送り出したばかりの今の段階で,本当に成果があったのかどうかの評価をすることは早計の感もするが,検討の過程および実施してみての反省点の洗いだしをして,次への修正につなげたいと思う.
看護学校に入学してきた学生が,それまでの学習形態と異なる実習という学習方法にどのように取り組んでいけるかが,その後の学習のキーポイントにもなる.看護基礎教育にとっての実習は,知識を統合し行動に変換させる学習の一方法としても,その意味は大きい.実習全体の構造とその中での基礎実習の学ばせ方に絞って,途中評価,孝察を行ない,今後のより良い看護基礎教育につながることを期待しまとめてみた.
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