調査・研究
入学直後にタッチングの体験学習を導入して―看護学生としての目標を強めるために
藤川 やすこ
1
1関西電力病院付属高等看護学院
pp.217-221
発行日 1993年3月25日
Published Date 1993/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663900550
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はじめに
看護教育では専門的知識・技術に加えて,情意領域の教育が必要とされている.それは,まず患者である他者を理解し援助するならば,看護婦である自己を知ることが大切である.
近年の学生像を客観的に見たとき,核家族であったり兄弟が少なかったりと人と交流する機会が薄く,物質的豊かさの中で簡便な生活をしている.また看護婦になる意識も年々希薄となり,入学後の厳しい教育カリキュラムを受容できずに不本意で無気力な日々を過ごしている学生も少なくないと考える.
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