特集 感性を育てる特別教育活動
学生生活重視のための活動―修学旅行と文化祭を例として
道廣 睦子
1
1倉敷看護専門学校
pp.180-184
発行日 1993年3月25日
Published Date 1993/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663900543
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人間性と専門性の統合が求められている中,本校においては「豊かな人間性の育成」を目指し,1988(昭和63)年開校以来,特別教育活動に取り組んでいる.この「豊かな人間性」とは,自分らしさを生かし,創造的で自然を愛し感動する心,生命を尊重する心,他入を思いやる心,主体性,自主性を持つ人と考えた.
働きながら夜間学ぶという特殊性を踏まえ,特別教育活動が豊かな人間性を育む絶好の場であるという認識のもとに充実を図った.この特別教育活動がただ義務的に実施されるのではなく1),学生の内面の感動をもたらすよう演出することが大切であり,それには教員の豊かな生活体験を生かしながら発想を提供できること,また教員が自ら楽しみながら積極的に参加し,学生との人間的な触れ合いを持つことが必要ではないかと思う.
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