実践報告
看護婦2年課程(全日制)における日常生活援助技術の授業展開
山内 洋子
1
,
我謝 美知子
1
,
金城 靖子
1
,
前川 辰子
1
,
源河 美智子
1
,
比嘉 真利子
1
,
吉田 智枝美
1
,
下地 和子
1
,
謝花 美佐子
1
,
津波 米子
1
1沖縄県立浦添看護学校
pp.376-380
発行日 1997年5月25日
Published Date 1997/5/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663901617
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はじめに
看護基礎教育の目的は,専門職者として看護が実践できる能力をもった看護者を育てることであり,本校でも専門職業人として必要な知識,技術,態度を習得させることを教育の目的としている.そのためには,看護行為の中核となる看護技術の教育が適切になされなければならない.
准看護婦教育において,日常生活の援助技術と診療の補助技術については看護婦課程と同様な教育内容になるよう改善されてきた.しかし,本校(看護婦2年課程)に入学してくる学生の看護技術の習得に関してみると,我々が期待する水準に到達している学生は少ない.このような状況であるが,准看護婦学校での臨床実習や実務の経験等から,学生は看護技術は「できる」と思っている.特に,人々が生活のなかで営む日常的な要素をもった看護技術については「できる」という思いが強い.なかには,基礎看護技術の授業を前に「何で今さら看護技術なのか」という思いをもつ学生もいる.
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