特集 続 これでよいのか准看護婦教育
歴史教育の中で准看護婦教育をどうとらえるか―看護職の重要課題としての動機づけ
武藤 美知
1
,
福井 景子
1
1福井県立短期大学
pp.260-265
発行日 1992年4月25日
Published Date 1992/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663900365
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はじめに
本稿の課題は,現在看護界が抱えている「准看護婦制度および准看護婦問題(以下,准看護婦問題と略す)」を,看護基礎教育の中でどのように扱うか,また,それがどのような意義があるかを考えることにある.
准看護婦制度が制定されて41年が経過した.1989(平成元)年の看護婦(士),准看護婦(士)の就業者数は約75万4千人で,看護婦(士)と准看護婦(士)の割合はほぼ拮抗しており,准看護婦(士)によって,わが国の医療,看護が支えられていると言っても過言ではない.そのような職種がなぜ問題視されているのか.どのような問題があるのか.
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