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看護場面における体験からの学び—自己発見動機づけへの—方法
福井 景子
1
1福井県立短期大学
pp.623-639
発行日 1984年10月25日
Published Date 1984/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663908012
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外口は1977年の第16回国際看護婦協会会議において,継続教育における動機づけは自己発見のアプローチにあると述べ,‘気づき’を概念化した1).さらに外口は,看護場面における気づきは看護婦の学習の源泉であると指摘している.以来,看護教育の中でも自己発見のアプローチの方法として,看護場面で患者と学生がかかわっていく体験の指導とその成果が雑誌に発表されるようになった.
看護は,人間と人間とのかかわりの中で展開される.したがって看護者の自己発見は,関係を効果的にするためにも,また,自己を活用するためにも重要になると考える.そこで私は,臨床実習の指導の中で,ウィーデンバックの理論を使いながら,自己発見のアプローチを試みた.テーマは‘自己をみつめる’として,自己に気づくことをねらった.
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