私の臨床実習指導
学生の思考過程を明確にし,気づきを深める実習指導のあり方
島田 久代
1
1坂戸鶴ケ島医師会立看護専門学校
pp.619-622
発行日 1991年10月25日
Published Date 1991/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663900265
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
はじめに
臨地実習の指導に関する文献は,これまでも臨床側,学校側に限らずかなりだされている.が,新カリキュラムにおける臨地実習の指導においては,さらに質的にも創意工夫が必要となってくるだろう.
私は平成元年度においては,外科病棟(急性期,術前,術中,術後看護)と内科病棟(慢性期)をかけもち,5/22~11/10の期間10~13名の学生指導を,学内の業務,講義を行ないながらあたっていたので,各学生の個別の指導計画をたてじっくり取りくむ状況ではなかった.学生全員にとっての看護実践能力を育てる有効な指導となると,実際は現実全体がとらえきれていないうちに,ある部分だけをみて指導しなければならない現状であり,指導者・教員のアセスメント能力がかなり要求されてくる.
Copyright © 1991, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.