NURSING EYE
「単身赴任で残された妻の見解と体験」を卒論テーマにして
山下 美根子
pp.578-581
発行日 1991年10月25日
Published Date 1991/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663900259
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なぜこのテーマを卒論に選んだか
私は,家庭とか,家族についての研究分野に興味をもっている.米国の大学院で博士課程に入った時,家族に関する分野を研究のテーマに,と思っていた.その際,私は日本人であるので,アメリカにいるからといってアメリカ人の家庭を対象とするより,日本人を対象とした,日本の家庭を研究するのが,最も適切と考えた.そこで,日本の最近の家族問題の1つである単身赴任に,焦点をあてた.
単身赴任に関する文献を調べてみると,企業側や単身赴任者,男性側からみた見解,体験等の調査はあったが,夫の赴任後,残された妻の立場については,ほとんど文献がなかった.
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