特集 保健婦はなにをする人か
保健婦の記録
職場の役割分担を明確にして
柳沢 睦子
1
1長野県上伊那郡長谷村役場
pp.26-29
発行日 1965年1月10日
Published Date 1965/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662203287
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
課会から
「次は保健婦さんだよ」「ええ,でも,今月は検診や予防接種がたくさんあって,みんなに受付事務の分担をしてもらわなければならないから,司会者でわるいけれど,主任から先にやって下さい」それではと,国保主任が,業務月報と病類別統計を15日ごろまでに出すことと,市町村共済と,国保事務担当者の会議があることを報告した.これで課長,厚生係,国保事務の4人の計画が伝達されたわけで,最後の私は,みんなの融通のきく日があるかどうか,びっしり詰った計画表に目を走らせながら,「今月は乳児と妊婦検診がある月で,7日と8日が乳児,9日と13日が妊婦検診,その他,先月実施した血圧測定の結果,精密検査を必要とする人の,眠底と心電図検査を20日と21日に,美和と伊那里に分けて行ないます.予防接種では15日と16日に生ワクチン服用の指示が保健所から出ていますし,昨日F先生と相談して,遅れている乳児のツベルクリン反応を,5日と6日に接種して,7日,8日の乳児検診に合わせて判定することになりました.今月は生ワクチンがあって,種痘の接種もできないから,百日咳とジフテリヤの混合ワクチンを始めることにして,第1期を美和22日,伊那里23日にして,第2期は,28日29日に接種することになります.
私からは今のところ,このぐらいですが司会者のほうで,いつものように予防接種の事務分担を決めてください.」
Copyright © 1965, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.