特集 当校の新カリ対策 何をどう展開しているか
継続して行なう母性実習―1人の妊婦の外来,病棟,新生児訪問を受け持たせて
小林 勝子
1
,
佐々木 衿子
1
,
岩内 栄子
1
,
西山 厚子
1
,
菊田 美智子
1
,
興梠 江里佳
1
,
早川 美佐枝
1
1滝川市立高等看護学院
pp.598-603
発行日 1991年10月25日
Published Date 1991/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663900262
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
はじめに
今回のカリキュラム改正において母性実習は,210時間から135時間となり75時間(35.7%)の減少となった.当学院では臨床実習の位置づけを「学内で学んだ知識・技術を臨床の場で習得する」ことを確認し,実習病院の各指導者と講義内容や実習内容の打ち合わせを進めている.
母性看護実習においては,女性のライフサイクルの中の妊娠・分娩・産褥を通して次の世代を担う新しい生命を,生み育てるという大きな体験をする妊産褥婦が,健康に経過できるように援助を行なう看護婦の役割を学ぶことを目的とする.また,母性看護学を学ぶ学生も女性のライフサイクルのある時期にいる母性であり,学習過程を振り返り自分の母性としての役割,健康管理の大切さを見直す機会と考え次のように展開した.
Copyright © 1991, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.