連載 往復書簡 東京と小樽を結んで・6
初めての出逢い
川瀬 シズ
1
,
鼻野木 晴美
1
,
平島 靖子
1
,
徳田 輝子
1
,
森 博子
1
1市立小樽病院高等看護学院教務
pp.358-361
発行日 1991年6月25日
Published Date 1991/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663900219
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アルジェリアから海を越えてのお便りをいただき,世界地図を広げてみました.本当にアルジェリアは日本から遠い国ですね.風土も文化も異なるのに,アルジェと小樽が似た風景をもつというのは,小樽も青く広い日本海に面し,山坂が多い街で,ちょっと歩いて振り返ってみると,山並,街並の視界がまるでパノラマの様に広がります.その様なところが似ているのでしょうか.
この度の私たちに投げかけられた大きなテーマについて,「人間が人間として在る」このことは一体どのようなことなのか.「自由」とは,「危険な自由」とは一体何なのか.この哲学的な疑問を考えるのに,私たちは余りにも力がありませんが,お手紙をいただいて考えたことを書いてみます.
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