特集 看護と情報教育
「看護過程」のCAI教材開発
山下 香枝子
1
,
新道 幸恵
2
,
村中 陽子
3
,
古橋 洋子
4
,
山本 捷子
5
,
藤村 龍子
1
1慶應義塾看護短期大学
2神戸大学医学部付属病院
3北里大学看護学部修士課程
4埼玉医科大学看護短期大学
5日本赤十字看護大学
pp.340-352
発行日 1991年6月25日
Published Date 1991/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663900217
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情報化社会への変化に対応する看護教育を
情報化社会への変化の動向
高度情報化社会と言われる21世紀は目前にきている.「情報化は従来の予想をはるかに上回るほど速く,かつ広範に進んでおり,今後,職業生活ばかりでなく,日常生活にも大きな影響を生じる」1)ことが予想されている.
わが国がこのような歴史的変化に柔軟に対応していくためには,「教育システムもそれに対応したものに改善されていかなければならない」2)であろう.国際的にも,まさに全世界的な規模で情報ネットワークが考えられている.その主な1つが,WHOの提唱してきた「2000年までにすべての人に健康を」に向けて,関連する科学情報を広く伝えられるような情報システムを作り上げることである.看護でもその実現化に向けた対策が,WHOのヨーロッパ地域内の既存の情報ネットワークを基盤にして考えられ,マスタープランが作成されている.
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