授業研究
看護技術の演習にモデルを使用することの意義
岡崎 寿美子
1
1北里大学看護学部
pp.286-289
発行日 1991年5月25日
Published Date 1991/5/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663900208
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看護については白紙とも言える大学生に,看護技術をどう教えるかは大きな課題といえよう.対象者を具体的にイメージでき,看護への興味や理解を深め,自主的学習への意欲がもてることを目的にして,本学部看護基礎系では,永井の提案により看護技術の単元毎に演習課題としてモデルをつくり,それを学内演習に使用している1).これを学部発足以来3年間実施し,現在では教育効果を得ていると実感している.
今年度はその3年目であったが,単元「身体の清潔」に焦点をあて,学生を対象に質問紙調査を行ない,授業展開を評価するとともに,教師自らが作成した演習課題の評価と看護技術授業についても検討し,モデルを使用することの意義および今後の課題について考察してみた.
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