調査研究
助産婦学校における5年間の分娩介助実習の実施結果・2―チェックリストの効果1 学生の自己評価の結果と指導者の評価のずれからみた指導上の問題
常盤 洋子
1
,
久米 美代子
1
,
松村 恵子
1
1同愛記念病院付属高等看護学院助産学科
pp.225-230
発行日 1990年4月25日
Published Date 1990/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663900038
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はじめに
分娩介助実習は,助産婦教育において重要な学習のひとつである.分娩介助実習をするにあたり,学生は生命の尊重とそれに伴う専門職としての責任が要求される.さらに時々刻々変化する産婦の状態に対応するために,専門的知識と判断力およびそれに基づく助産行為の決定と実践の習得が必須となる.
しかし,分娩介助実習は昼夜を問わず母子2つの生命に同時に関与するから,学生に与える心身のストレスは大きい.そのストレスの中で,目標到達をめざし効果的な実習をしなければならない.
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