特集 実習での学びの最大化
―看護を楽しむことのできる実習で学生を支援する②―実習記録形式廃止から考える「学生の学びを支援する」とは
美甘 瞳
1
,
坂本 鈴子
1
,
木村 緑
1
,
大谷 弘恵
1
1松下看護専門学校
pp.172-176
発行日 2024年4月25日
Published Date 2024/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663202225
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当校は、看護実践の経験とその振り返りに重点を置くために、看護過程展開のための記録形式を廃止した。目の前の患者から、視て、聴いて、感じたことから判断しその場に応じて行動ができるように、学生が思考を止めず、看護を実践できることをめざし、学びを可視化する「ポートフォリオ」と、自分の経験を学びにする「リフレクションノート(以下、RFノート)」を活用している。
RFノートでは、Gibbsのリフレクティブサイクル[図1]1)を活用し、その日の事象を記載した後、色付け注をして、その場面を俯瞰していく[図2〜4]。それ以外のルールはなく、学生はRFノートを自由に使用している。
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