特別座談会
抑制廃止への道のり②
𠮷岡 充
1
,
田中 とも江
1
,
志方 弘子
2
,
蓑田 文子
3
,
今林 恵美子
4
,
大平 睦子
5
,
占部 京子
6
,
新田 克代
7
1上川病院
2北九州古賀病院
3松尾内科病院
4原土井病院
5遠賀いそべ病院
6水戸病院
7水城病院
pp.636-641
発行日 1998年7月1日
Published Date 1998/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661905627
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𠮷岡 これまで一通りお聞きした中では,定額制医療になってから.治療の中身が少し変わってきた時に,こういう取り組みをやれば変わってくるという感じを受けました.
占部 それと環境もありますね.1ベッドあたりの面積が8m2以上になってかなり広くなりましたよね.それからがやっぱりやりやすくなったんだと思います.どうしても6人部屋あたりになると徘徊していたら転倒し,骨折する患者さんも多かったんですね.空間が広くなると危険性が少なくなったと思います.それとベッドから離床する時間が長くなりました.療養型介護病棟に変わるまでは,ほとんどの患者さんはベッド上の生活が多かったんですね.現在では病棟を巡視しても,昼間はベッドに休んでいる方は55名中4, 5人と1割近くあるかなというくらいに,ほとんどの方がロビーに出ていたり,レクリエーションをやったり,リハビリに行くことが多くなりました.
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