実習記録と実習展開―学生ファーストの実習記録を考える

実習記録のとらえ方と実習展開の実際

　本誌の主な読者である看護教員のみなさまも、学生のころ、看護学実習を経験されているはずです。当時を思い出すと「実習記録」という言葉から、寝ずに実習記録に取り組んだことや「看護過程」を想起される方も多いと思います。

　本特集のテーマである「実習記録」にふれる前に、実習記録に取り組む（を課される）学生を知ることと、実習記録でも特に重きが置かれていると思われる看護過程について、筆者の考えを述べます。