特集 本気の授業設計―今の授業を振り返る、新たなノウハウを知る
自由な学びを保障し、学生の自主性を育むための授業設計―地域・在宅看護実習の授業設計がもたらした学生の成長実感
松原 まなみ
1,2
,
今福 恵子
1
,
西村 美登里
1
,
中野 康子
1
,
谷口 由佳
1,3
1関西国際大学保健医療学部看護学科
2現 朝日大学歯学部
3現 神戸常盤大学保健医療学部看護学科
pp.448-454
発行日 2023年8月25日
Published Date 2023/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663202122
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「生きる力」の基礎をなすものとして主体的学習が重要視されている。新型コロナウイルス感染症の蔓延は教育のDX(デジタルトランスフォーメーション)化を加速させ、看護教育の方法に変革をもたらした。新しい時代を切り拓いていく看護学生には、伝統的に行われてきた訓練型の教育スタイルではなく、学生自身が学びの過程を自律的に計画し、自分の意志に基づいて自由に活動するプロジェクト型の学習が必要と考える。
本稿では、自由な学びを保障し、学生の自主性を育むことをめざして実施した関西国際大学保健医療学部看護学科(以下、本学)の「地域ふれあい実習」における授業設計と実施、評価のプロセスについて紹介する。
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