実践報告
ARCSモデルを活用した学内実習の仕掛けと工夫―在宅看護学実習(訪問看護ステーション)の取り組み
浅海 くるみ
1
,
大木 正隆
1
1東京工科大学医療保健学部看護学科
pp.1054-1058
発行日 2021年11月25日
Published Date 2021/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663201848
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はじめに
東京工科大学(以下、本学)は「生活の質の向上、技術の発展と持続可能な社会に貢献する人材を育成する」という基本理念のもと、専門力にとどまらない総合的な力の育成である「実学主義」教育を柱とし、1986年に創設された。2010年には、実学主義を重んじた学修内容で、豊かな人間性と倫理観に基づく臨床判断能力を培い、保健・医療・福祉の領域で実践的・指導的役割を果たせる人材育成をめざし、医療保健学部看護学科が設置された。
2021年度の在宅看護学実習は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大による3回目の緊急事態宣言の発令に伴い、臨地実習から学内実習へと変更せざるを得なかった。今回、学内実習の内容を検討する過程で「既習の知識・技術を統合すること」をめざし、ARCSモデルの要素を活用した仕掛けと工夫に関する示唆を得たため紹介したい。
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