特集 編成したカリキュラムをどうしていくか
【鼎談】学校の組織・文化づくりとカリキュラムマネジメント―松下看護専門学校の実践から
水方 智子
1
,
大谷 弘恵
2
,
藤江 康彦
3
1パナソニック健康保険組合立松下看護専門学校
2パナソニック健康保険組合立松下看護専門学校 教務部
3東京大学大学院教育学研究科
pp.846-854
発行日 2021年9月25日
Published Date 2021/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663201806
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学生の経験を大切に、カリキュラムを考える
藤江 松下看護専門学校(以下、松下)のカリキュラムについて、記事やセミナーで拝見し、感銘を受けています。まずは、どのような経緯で現行のカリキュラムをおつくりになったのか、教えていただけますか。
水方 2019年度から実施しているカリキュラムは、授業改善からはじまっています。2010年頃、実習に行くと辞めたいと感じる学生や、退学者も増えていました。これは教員が変わるしかないと思って、講義も演習も実習も変えていきました。そうすると、実際の教育内容と当時のカリキュラムが合わなくなってきたので、カリキュラム自体も見直さないといけないね、と取り組んできたというのが経緯です。
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