連載 核心に迫る授業改善 インストラクショナルデザインによる事例検討・3
知識は暗記するものではなく使うもの
平岡 斉士
1
1熊本大学教授システム学研究センター
pp.476-482
発行日 2019年6月25日
Published Date 2019/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663201259
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お悩み「効果的な学習目標を設定したい」
連載第3回ですね。さっそく事例を見てみましょう(表1)。今回はこの連載にご協力いただいている現場の教員のお一人である、豊宮さんの事例です。豊宮さん、これは豊宮さんが以前にやられていた授業の事例なんですよね。インストラクショナルデザイン(以下、ID)を学び始めた今となって、どこか気になるところがありますか?
豊宮 「はい、学習目標が測定可能なものになっていないですね。理解する、考えることができるというのは、頭のなかで起こることなので……」
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