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看護経済・政策研究学会「病や障害とともに生きる看護職の活用─ケアギバーとしての役割と共生社会への道」開催報告
栗原 房江
1,2,3
1東京大学大学院経済学研究科
2REDDY(Research on Economy, Disability and Diversity)
3聴覚障害をもつ医療従事者の会
pp.730-733
発行日 2018年8月25日
Published Date 2018/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663201064
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はじめに
2018年3月21日,東京情報大学にて,看護経済・政策研究学会 第30回研究会「病や障害とともに生きる看護職の活用─ケアギバーとしての役割と共生社会への道」が開催されました。東京情報大学特命副学長(看護学部担当)の加納佳代子先生および同大学看護学部の松下博宣教授が主催されました。
当日は,冷たい雨の降るなか,40名ほどの参加者を得て開催されました。参加者の内訳は,臨床や看護学教育領域にてご活躍中の看護職,看護職の当事者をはじめ,障害学生や障害者の支援にかかわる多領域の方々でした。また合理的配慮として,車椅子席,車椅子用トイレ,手話通訳,文字通訳を準備し,その他の配慮は事前相談としました。当学会における合理的配慮の提供や主催側による事前準備は初の試みであり,参加者のうちには,初めて合理的配慮を体験された方もあったと聞いています。
研究会は,わが国のさまざまな法規に準じた障害学生支援や職業リハビリテーションの最前線でご活躍中の専門家によるご発表を骨子とし,当事者3名を含む5名の話題提供とパネルディスカッションで構成されました。後半のパネルディスカッションは個人情報を含むことから,前半の話題提供について報告します。
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