特別記事
【座談会】看護の「教育」をより充実させるために
近藤 麻理
1
,
阿形 奈津子
2
,
中井 俊樹
3
1関西医科大学看護学部
2京都中央看護保健大学校看護学科
3愛媛大学教育・学生支援機構
pp.710-716
発行日 2018年8月25日
Published Date 2018/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663201059
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「教育」の学びを振り返って
近藤 現在医学書院から,『看護教育実践シリーズ』が刊行されています。今回はそのシリーズコンセプトと同様に,教育学の専門家である中井先生と私たち看護教員とで教育をもっと充実させるためについて話し合いたいと思います。まずは,看護教員側がどのように教育を学んできたか,振り返りたいと思います。阿形先生お願いします。
阿形 私は教員になって20年弱くらいですが,実は現任校の卒業生で,京都でしばらく看護師をしていたところ,恩師から実習指導に来ないかとお声がけいただき教育の世界に入りました。病院で新人教育もしていたので,その延長線上だろうと気楽な気持ちで引き受けたので,実習に同行し,個々の学生に対して困りごとに解決の糸口を見つけ,それを患者さんの看護過程に沿ってやり遂げさせるみたいなところがスタートです。
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