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書評 ─『看護教育実践シリーズ2 授業設計と教育評価』─「授業のいろは」としての道しるべとなり得る書
古都 昌子
1
1札幌市立大学看護学部
pp.493
発行日 2018年6月25日
Published Date 2018/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663201005
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看護学教育にかかわる教員にとって,活き活きと学生が学び,学習効果が実感できる授業設計や,適切な教育評価は,教育の醍醐味でもあり,命題ともいえます。「わくわく感が学習エンジンとなる授業」「ライブのような活き活き感を学生と共有できる授業」をめざしている教員は,私だけではないと思います。
今まで看護学教育課程,教育方法,教育評価などについて学んだ知識は,私の脳裏に点在していました。そんななか,本書を読んでみると,知識や理論が整理され,まさに今,教員として,科目の教育実践のスタートラインに立った感覚で「統合」されていく実感がありました。「読みながらわくわく感が生まれる」と同時に教員として,「腑に落ちる感覚」を体感しながら,教育実践のプロセスを思い描きました。
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