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書評 ―看護教育実践シリーズ1―教育と学習の原理
山田 かおる
1
1勤医会東葛看護専門学校
pp.1137
発行日 2020年12月25日
Published Date 2020/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663201629
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教員の使命をあらためて深く自覚する
「どうしたら学生が主体的に学ぶのか」「学生が意欲的に学べる授業がしたい」そんな悩み・願いをもちながら、教育実践をしている看護教員が多いのではないかと思う。本書は、そんな教員の教育実践を応援する書籍だ。
本書は3部構成であり、第1部「教育と学習の基礎」では、教育とは何かという教育の本質が述べられている。看護教員の役割を知り、そして学習者がどのように学び、熟達していくのかを理解することができる。第2部「教員の特徴と姿勢」の内容は、看護教員の特徴、教員に求められる学識や倫理などである。教員は自身の教育観を発展させ、高い倫理観が求められることに気づかされる。第3部「組織的な教育の体制」では、教育制度の基礎知識、カリキュラム編成と評価、さらに教育改善について述べている。
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