特集 私たちのストレスケア
研究教育機関におけるアカデミック・ハラスメントを考える─学びやすく,働きやすい教育現場をつくるために
湯川 やよい
1
1東京女子大学現代教養学部
pp.193-197
発行日 2018年3月25日
Published Date 2018/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663200937
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「アカデミック・ハラスメント(以下,アカハラ)」という言葉をご存知だろうか。高等教育に携わる読者の多くは,どこかで耳にしたことがあるだろう。だが,なんとなく聞いたことはあるけれど,「セクハラ」「マタハラ」「パワハラ」「アルハラ」など似たような言葉がありすぎてよくわからない,という人も多いかもしれない。
筆者は,研究教育活動の場で観察されるさまざまなハラスメント問題について,教育社会学の視点で研究してきた。本稿では,身近にあるのに実はよく知らない「アカハラ」について,具体的な内容をお伝えし,読者とともにその対応を考えていきたい。
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