連載 「配慮が必要な学生」の学びにつなげる対応 臨地実習における教育上の調整を考える・7
気分の落ち込みと学習意欲の低下が強く,気分の変動により学習に支障を来している学生への対応
飯岡 由紀子
1
1埼玉県立大学大学院研究科/研究開発センター
pp.576-581
発行日 2017年7月25日
Published Date 2017/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663200791
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実習指導における困難さは,学生の特性・特徴をふまえ,刻々と変化する実習環境に応じながら教育することでしょう。
今回は,気分の落ち込みと学習意欲の低下が強く,気分の変動により学習に支障を来している学生を取り上げました。多くの看護教員や臨床指導者が経験していることです。しかし,たとえうつ状態がとらえられたとしても,うつ状態の程度のアセスメントや,学生への対応への難しさを感じていることでしょう。ここでは,架空の学生Pさんを紹介し,実習担当教員Qとの場面を提示し,教育上の調整について考えてみたいと思います。
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