連載 専門家と市民の架け橋 CoSTEP・1【新連載】
コミュニケーションについて考え,その実践法を教える
種村 剛
1
1北海道大学高等教育推進機構オープンエデュケーションセンターCoSTEP
pp.553
発行日 2017年7月25日
Published Date 2017/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663200786
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読者のみなさん,はじめまして,私は「北海道大学高等教育推進機構オープンエデュケーションセンター科学技術コミュニケーション教育研究部門」に所属している種村剛といいます。所属の名称がずいぶんと長くて舌が絡まりそうなので,これからは略称のCoSTEP(コーステップ)を使っていきたいと思います。CoSTEPの名前の由来については,また後日お話しさせてください。
さて,CoSTEPの仕事の1つは,科学技術コミュニケーターを養成することです。私たちは,科学技術コミュニケーターを,科学技術の専門家と市民との橋渡しをする人材と考えています。たとえば,専門的な科学の話をわかりやすく人々に伝えるファシリテーターの役割を果たす人などを指します。受講生はCoSTEPが提供する1年間のプログラムを通じて,科学技術コミュニケーターとして必要とされる知識やスキル,態度を学んでいきます。
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